4月22日、Honda青山本社で、この週末の4月25日、26日の両日「ツインリンクもてぎ」で開催されるトライアル世界選手権日本グランプリを前に、HondaのワークスチームであるRepsol Honda Teamと全日本で活躍するライダー達による「トライアル世界選手権日本グランプリHondaライダー公開記者会見」が行われた。
この会見には帰国したばかりの藤波貴久、チャンピオンのトニ・ボウ、新加入のハイメ・ブストの世界選手権を戦うワークスライダー3名と、全日本チャンピオンの小川友幸、同じ国際A級スーパークラスに参戦している柴田暁が出席。
昨シーズンは故障に悩まされた藤波だが、シーズンオフに受けた手術からの回復と自らのパワーアップをアピール。この数年開幕戦で好成績を残している実績から、この第1戦となった日本GPへの強い意欲を見せていた。今シーズン世界選手権挑戦20年目を迎えたその鉄人的な存在感で会場を完全に掌握していた観があった。
また、2007年のこのカテゴリーの初制覇以来、絶対王者であるチャンピオンのボウも、ワークス体制での2シーズン目をより積極的に戦うためにも、この第1戦を好成績で終えて9連覇への足がかりにしたい旨を自信に満ちた言葉で語っていた。
そして、17歳という未知の新人であるブストはHRCのチームの一員となった喜びと、
1年目の今年を勉強しながら頑張って過ごしたいと語った。
チャレンジャーとしてこの日本GPに参加する、全日本国際A級スーパークラスのチャンピオン小川と柴田も会見に登壇。記者会見後にはHonda青山本社前のオープンスペースでデモンストレーションを行い集まった人々から沢山の喝采を集めた。
4月25日、26日は「ツインリンクもてぎ」での鉄人、藤波貴久、世界の頂点での戦いの応援に駆けつけたい。