V.ロッシ(モビスター・ヤマハ・モトGP)大差で今季2勝目

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MotoGP第3戦アルゼンチンGPでV.ロッシ(ヤマハ)が劇的な勝利を挙げた。 今期2度目の8番グリッドからのスタートとなったロッシは、スタート後すぐに上位集団のなかに潜り込み、その後1ラップでリズムを掴むと。次の周から追い上げを開始。レース序盤D.ペトルッチ(ドゥカティ)A.エスパルガロ(スズキ)をパス、 さらに3ラップ後にはチームメイトのJ.ロレンソをとらえて5番手まで浮上する。

続いてA.イアンノーネ(ドゥカティ)、C.クラッチロー(ホンダ)、A.ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)の一団を抜き去り2番手となる。追走はここまでと思われた。トップを快走するM.マルケスはすでに4秒以上の差を築いていたからだ。

だが、今シーズンのロッシは並外れた勢いを持っていた。そこから一気に加速して記録的な追いあげを見せ、残り2ラップとなってマルケスとの距理を詰め激しいバトルに持ち込み首位を奪う。直後に反撃に出ようとしたマルケスはロッシのリアホイールに接触して転倒。ロッシはそのまま逃げ切って2位に4秒以上の大差で今期2度目の優勝を飾る。2位にはドヴィツィオーゾ、3位はクラッチローだった。

ロッシにとっては199回目のポデュームであり、そのうち優勝は110回目。ヤマハでは51勝目。目下ランキングトップの座を守っている。また、モビスター・ヤマハ・モトGPは合計103ポイントでチームランキング、ヤマハはコンストラクターズ・ランキングのそれぞれトップとなっている。
今シーズンのMotoGPからは目が離せない。

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