創立60周年にあたる本年、Yamaha(ヤマハ発動機株式会社)はワークスチームを全日本ロードレース、モト クロス、トライアルに復活させる。
3月6日、Yamahaは国内におけるレース活動や、アジアから始まるグローバルな人材育成プログラムの実施計画などについて「2015 年ヤマハモータースポーツ活動計画」として発表した。
当日は、全日本ロードレース選手権 JSB1000 クラスに投入する新型「YZF-R1」を初公開したほか、全日 本ロードレース選手権、全日本モトクロス選手権、全日本トライアル選手権の各シリーズ戦に参戦する 「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」と「YAMALUBE RACING TEAM」の全ライダーと監督が顔を揃え、新シーズンに向けた抱負を語った。
Yamaha はレース活動をそのチャレンジの歴史を企業文化と捕らえ、ブランドの価値を高め、先進技術の獲得と製品の性能品質向上、レースの振興と普及は伝統的な活動とし、 その中で、国内のファクトリーチームによる活動は、モノづくりのグローバル化が進む今にあってもコア技術や人材育成の中心は日本にあり、日本で産み育て磨いた技術をレースシーンに発信、技術と人材の開発拠点として継続的に国内にも力を注ぐ。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMは、全日本ロードレース選手権では新型YZF-R1と3連覇中のチャンピオン中須賀克行でJSB1000、全日本モトクロスのIA1にはYZ450FMでTYS平田優と安原志の2名、全日本トライアルのIAスーパーはTYS250Fとベテランの黒山健一でタイトル獲得に取り組み、また、育成機関となるユースチームでもあるYAMALUBE RACING TEAMでJSB1000に2名、モトクロスにIA2に1名で参戦する。
さらに、アジア発のグローバルな人材育成プログラムの一環としてアジアロードレース選手権プロダクション250クラスにもR25で、アジア、アセ アンの6カ国から13名のライダーで参加、ライダーの育成とレースの普及に臨む。今後はアジアから全日本にもライダーが参加することで、全日本の国際的地位を高め国内レースの振興を目ざすとも発表した。