2025 鈴鹿8時間耐久ロードレース Honda Dream RT SAKURAI HONDA


8月3日、今年もレースファン待望の真夏のビッグレース「鈴鹿8時間耐久ロードレース」が決勝を迎えた。

34回目の挑戦となる桜井ホンダ、伊藤、日浦、ブルックスの3名がこの過酷なレースに挑んだ。

 

鈴鹿8耐の人気が再び高まっている。

そんな印象の今回、3日間の合計観客動員数は61,000人となった。

ヤマハワークスの復活、Ducati、BMWの参加等々、人気上昇の効果が挙げられるが、

8耐に長く参加する国内チーム達の存在の貢献度も見逃せない。

その筆頭が、優勝経験もある、我がHonda Dream RT SAKURAI HONDA。

今年も栄光のゼッケン71をつけ、過去2大会の8耐で組んでいる伊藤和輝、

日浦大治郎に加え、目下BSBに参戦中で8耐での上位経験もあるJ.ブルックスを迎え、

今年は3名体制でレースに臨んだ。

今年の8耐は、例年を上回る酷暑、34回の参加と豊富な経験を持つ桜井ホンダと言えども、

厳しい条件の中で、フリープラクティス、予選とも苦戦、0.087秒のビハインドで

久々にトップ10トライアルに出走を逃す。

JRR_8H_Free2_0147のコピー

チームのエースライダー伊藤和輝がライダーレッド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JRR_8H_Free2_0641のコピー

鈴鹿マイスター日浦大治朗がライダーイエロー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JRR_8H_Free2_0919のコピー

BSBで活躍中、8耐では上位入賞の実績があるJ.ブルックスがライダーブルー

 

8月3日、例年通りの午前11時30分、ルマン式スタートでレースが始まる。

スタートライダーの伊藤が好位置につけて8時間の長丁場に挑む。

1C5A6759のコピー

スタートライダーの伊藤が安定感ある走りでレースを始めた

時間経過のポジションは15番手。

着実にラップをこなして次第にポジションを上げてゆく作戦か。

2時間経過時には12番手、3時間経過時に8番手と順調にラップを消化した。

しかし、3時間45分が経過し7番手を走行する 日浦が4コーナーで転倒。

ライダーは無事だが、マシンが大破。

ピットに運び込まれたマシンは、かろうじてフレームとエンジンが使える状態。

数年前のミッショントラブル以来の大ピンチ。

だが、「街のオートバイ屋さん」魂の見せ所、

そこからが桜井ホンダの真骨頂が発揮された8耐となった。

ほぼ2時間でマシンを修復完了。

スタートから6時間経過を前にレースに復帰。

1C5A0442のコピー

ベタランのブルックス。マシン修復後も安定したペースでレースを消化した

 

 

 

1C5A0274のコピー

日浦も終盤にハイペースでレースを作って行った

43番手からの順調にポジションを回復し、

8時間終了時には34位、185ラップを消化して今年の8耐を終了した。

レース後、応援ツーリングに参加の100名余りのファンに向かい、

「ごめんなさい!久々にバイク屋さんらしい8耐やっちゃいました」

と社長が今年のレースを結び大喝采を浴びていた。

 

バナー バナー バナー