WebMagazineTRACTIONSでは、全日本ロードレースを取材中。毎年全日本ロードレースJSB1000、鈴鹿8時間耐久ロードレースで、トッププライベートチームとして善戦を続けるHonda Dream RT SAKURAI HONDAの協力を得て、同チーム(サクライホンダ)、鈴鹿8時間にフィーチャー、熱烈応援します。
今年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けて、最初のテストセッション、4メーカーテストが6月11日、翌日の12日にはタイヤメーカーテストが行われた。
今年も栄光のゼッケン71をつけて鈴鹿8耐に臨む。昨年は、奇しくも全日本選手権のJSB1000にフル参戦する伊藤和輝と鈴鹿戦のみに参戦する日浦大治朗の2名での参戦となりながら、6位に食い込むという大健闘を見せた二人だったが、今年は強力な助っ人が加わることになった。ブリティッシュスーパーバイク選手権に参戦中の目下ランキング6番手につけるベテランJOSH BROOKES(ジョシュ・ブルックス)がその人。2008年以来の久々に桜井ホンダで走る。
左から日浦、伊藤、J.ブルックス
6月11日、鈴鹿は雨。一回目の走行開始と同時に伊藤からコースイン。全日本用のスプリントマシンとは異なる耐久用マシン、久々の鈴鹿の感触を確かめるようにラップを重ねる。雨が降ったり止んだりを繰り返す中、鈴鹿のスペシャリスト日浦も走行を開始。二回目の走行時間開始と同時に、このテストのために来日したブルックスがコースイン。2016年以来走っていない鈴鹿のコース、2008年以来の桜井ホンダのチームとマシンの自らを慣らすかのようにラップを重ねた。この日のテスト結果は、4メーカーテスト組の8番手のタイムで終了した。
ウエットコンディションのコースを走る日浦
2日目となる6月12日は、90分のタイヤメーカーテスト走行が2回と30分間の特別スポーツ走行枠が2回設けられ、この日は天候も回復し、曇りではあるものの朝からドライコンディションで走行が行われた。桜井ホンダは、伊藤、日浦が積極的に午前と午後に90分の走行をこなす中、とりわけBSBで目下上位ランカーでもあるブルックスが積極的な走りを続け存在感を見せていた。
丁寧にマシンを仕上げてゆく伊藤