2025全日本ロードレース JSB1000第2戦 Honda Dream RT SAKURAI HONDA

WebMagazineTRACTIONSでは、全日本ロードレースを取材中。毎年全日本ロードレースJSB1000、鈴鹿8時間耐久ロードレースで、トッププライベートチームとして善戦を続けるHonda Dream RT SAKURAI HONDAの協力を得て、同チーム(サクライホンダ)と若手ライダー#9伊藤和輝の全日本ロード、鈴鹿8時間にフィーチャー、熱烈応援します。

今シーズンJSB1000の2戦目となるここSUGO大会。他クラスも開催される実質全日本ロードレースの開幕戦の様相を見せる。

 今回のJSB1000クラスは、2レース制。ここSUGOは#9伊藤和輝にとって昨年最高位を上げた相性のいいコース。加えて、全日本の最終戦MFJGPの参加基準を満たすべく今回は#14日浦大治朗がスポット。久々のSUGOでどんなレースを見せてくれるのか注目された。

 

厚い雲の下、大会1日目にフリー走行が行われた。この初日の伊藤は1’27.617のベストタイムで11番手。日浦は1’27.156で6番時計をマーク

 

24日大会2日目は午前中に予選、午後が決勝のレース1と慌ただしい一日。

 曇り空の下での予選は30分間 路面温度は20度と低め。セッション開始から各車が激しいアタックを開始する中、#9伊藤が昨日から1秒上げて1’26.783で8番手のタイムで、決勝レース1のグリッドを確保。#14日浦も着実にSUGOを攻略して1’27.854で9番手からレース1に臨む

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このレースも、東京から駆けつけた応援ツーリングの30名余りが見守る中、午後のレース1(22周)も曇り空の下でスタートを迎えた。

#9伊藤はスタートで4番手につけることに成功。レース序盤から中盤セカンドグループでポジションをキープして、上位進出を伺う。

#14日浦は9番手からのポジションを次第に上げながらこちらも上位を目指す。

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中盤から5台が絡む3番手争いとなり、終盤そのグループでの順位争で混乱が発生、#14日浦が隙をついて4番手にポジションアップ。そのままチェッカーへと駆け込む。さらに、3番手のライダーのペナルティーによって3位入賞。

#9伊藤は安定した走りを続けて4位でチェッカーを受けSUGOとの相性の良さを証明した。

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翌25日は、前夜からの雨が残るウェットコンディションの中、ウォームアップ走行から始まった。

 しかし、このウォームアップ走行の後半、#14日浦が転倒して負傷。レース2は欠場となる。

 

午後22周で争われるレース2 、#9伊藤はここでも上位でスタート。3番手を争ってレース序盤をクリアする。2周目の5番手から6周目には4番手に上がり、レース中盤をそのまま周回してゆく。

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終盤の15周目に3番手に浮上したが、その後ポジションを守りきれずに4番手となる。

 #9伊藤はそのまま4位でゴール。腕上がりが原因とのことで表彰台を逃したとはいうものの、2レース連続で4位という好成績でこの大会を終えることに成功。

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前日レース終了後に見せていた悔しさをいっぱいにした表情とは打って変わり、晴れやかな表情で応援ツーリングのファンに挨拶する伊藤の姿が見られた。

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