HondaGO BIKE RENTAL(ホンダゴー バイクレンタル)のホームページをブラウズしていたら、本格的なキャンプセットの貸し出しが始まっていた。テントからマット、シュラフ、チェア、テーブル、ランタン、クッカー、バーナーなどが用意され、ひとセットのレンタル料金が1日15,400円(以降1日ごとに3,300円の加算)。どのアイテムも本格的なもので、これだけそろっていれば何日でもキャンプ・ツーリングが可能だ。そして、全部買い求めるより断然安い。
『春になってもう少し暖かくなったら借りてキャンプに出かけてみたいな…』などと、夢を膨らませているうちに、アウトドアの虫がムクムクとうごめき始めた。自前のキャンプ道具の中に「キャンプツーリングセット」にも含まれている「JETBOIL」が仕舞ってあるのを思い出した。「JETBOIL」は、コッフェルの底がラジエーターのフィン形状になっており熱効率が高い、バーナーで熱するとたちどころに水が沸騰するというすぐれものだ。今日は天気が良く風もない。キャンプまでとはいかなくとも、アウトドアで珈琲を淹(い)れるだけでいい。デイバッグに放り込み早速外に出た。
お供してくれるのは、2021年4月に発売されたホンダCB125R。ひとクラス上の車体にDOHC化で出力向上させたエンジンを搭載している。
高速道路や自動車専用道を使わない移動ならばCB125Rはともて使い勝手のいいロードスポーツだ。エンジンは単気筒で幅も狭い。その恩恵もあり足着き性がいい、車体が軽いので取り回しが楽、立ちゴケを心配することもなさそうだ。倒立フロントフォークを採用している車体はしっかりしていて、走りに安定感がある。それだからこそ回転を上げて、エンジン性能を使い切れる楽しさがある。コーナリングも素晴らしくいい。ブレーキも申し分ない。小まめのシフトアップ、シフトダウンを楽しんでいるうちに目的地の郊外にやってきた。
目指したのは、ライト・アウトドアには打ってつけのテーブルと椅子が用意されたロケーション。さて、ペットボトルから水を注ぎ、「JETBOIL」に点火して…。珈琲豆はあらかじめ自宅で挽いてきた。コッフェルから少し湯をそそぎ、しっかり蒸すといい香りが立ち上りはじめた。
『今日はCB125Rもうまく乗りこなせたような気がする』。珈琲の酸味とともに、道具を使いこなせた満足感が染み渡ってきた。本格的なキャンプシーズンを迎えるまで、この方法でもう少し楽しもう。
HondaGO BIKE RENTAL
https://hondago-bikerental.jp/
キャンプツーリングセット
https://hondago-bikerental.jp/camp
編集部:古谷重治記
<CB125R発売時のリリースより抜粋>
伸びやかな加速性能と最高出力の向上を図るため、吸・排気効率に優れ、高回転化を可能とするDOHCエンジンを採用。日常の移動からワインディングまで幅広いシチュエーションに対応するエンジン特性になっています。
倒立フロントフォークには、CB1000RやCB650Rなどに採用している構造のSFF-BP(セパレート・ファンクション・フォーク・ビックピストンタイプ)を、125ccクラスに初採用※1することで、優れた路面追従性と軽量化を両立しました。さらに、安定した減衰力を発揮する分離加圧式リアサスペンションと高張力鋼板製のスイングアームを組み合わせることで、乗り心地と軽快感のあるハンドリングを実現しました。
カラーバリエーションは、精悍で落ち着きのある「マットガンパウダーブラックメタリック」、力強い印象の「パールスモーキーグレー」の2色を新たに採用し、鮮やかな「キャンディークロモスフィアレッド」を継続採用した全3色としています。また、各カラーのフロントフェンダーを燃料タンクと同色にすることで凝縮感のあるダイナミックなプロポーションをより強調するとともに、フロントフォークのアウターや前後ホイールをブラウン系に色調を合わせることで、上質感を追求しました。
純正アクセサリーには、より快適性を高めるスポーツ・グリップヒーターを新たにラインアップすることで、更なる快適性を高めることを可能としました。
CB125Rは、「“SPORTS ROADSTER” Prologueバイク本来の乗る楽しさを」を開発コンセプトに、2018年3月に発売し、CBシリーズのエントリーモデルとして、コンパクト&ダイナミックなスタイリングと市街地からツーリング走行まで幅広いシチュエーションで使用できるバイクです。
※1 2020年11月時点。Honda調べ
<CB125R カラーバリエーション 全3色>
メーカー希望小売価格(消費税込み): 473,000円
*価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれていません
■ CB125R 主要諸元 | |
車名・型式 | ホンダ・8BJ-JC91 |
全長×全幅×全高 (mm) | 2,040×820×1,055 |
軸距 (mm) | 1,345 |
最低地上高 (mm) | 140 |
シート高 (mm)★ | 815 |
車両重量 (kg) | 130 |
乗車定員 (人) | 2 |
最小回転半径 (m) | 2.3 |
エンジン型式・エンジン種類 | JC91E・水冷4ストロークDOHC4バルブ 単気筒 |
総排気量 (cm3) | 124 |
内径×行程 (mm) | 57.3×48.4 |
圧縮比 | 11.3 |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 11[15]/10,000 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 12[1.2]/8,000 |
燃料消費率※2(km/L) 国土交通省届出値 定地燃費値※3(km/h) | 54.0(60)<2名乗車時> |
燃料消費率※2(km/L) WMTCモード値★ (クラス)※4 | 46.8(クラス1)<1名乗車時> |
燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> |
始動方式 | セルフ式 |
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 |
燃料タンク容量 (L) | 10 |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
変速比 | 1速 3.083 |
2速 1.941 | |
3速 1.500 | |
4速 1.227 | |
5速 1.041 | |
6速 0.923 | |
減速比 (1次/2次) | 3.260/3.200 |
キャスター角(度)/トレール量(mm) | 24°12´/90 |
タイヤ | 前 110/70R17M/C 54H |
後 150/60R17M/C 66H | |
ブレーキ型式 | 前 油圧式ディスク(ABS) |
後 油圧式ディスク(ABS) | |
懸架方式 | 前 テレスコピック式(倒立サス) |
後 スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd. ■製造国/タイ ■輸入事業者/本田技研工業株式会社
※2燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。ユーザーの使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※3定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率
※4WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます