Hondaは、軽二輪スーパースポーツモデル「CBR250RR」のカラーバリエーションを変更し、2022年1月20日(木)に発売します。今回、シンプルなカラーリングで精悍なスタイリングを際立たせた「グラファイトブラック」を新たに採用。これまでは、ストライプを採用するとともに、全カラーともにゴールドのホイールでしたが、「グラファイトブラック」のみ、目立ったストライプが消えホイールがブラックに変更になりました。カラーバリエーションは継続色の「グランプリレッド(ストライプ)」、「マットガンパウダーブラックメタリック」、「パールグレアホワイト」と合わせた全4色です。
CBR250RRは、剛性としなやかさを両立させた鋼管トラス構造のフレームに、低中回転域での力強さと高回転域までシャープに吹け上がるスーパースポーツならではの出力特性を高次元で両立させた直列2気筒249ccエンジンを搭載。足まわりには、フロントに倒立タイプのサスペンションを、リアには左右非対称形状のアルミ製スイングアームと路面追従性に優れたプロリンクサスペンションを組み合わせて採用したほか、制動時の安心感をより高めるABSを標準装備。卓越した動力性能を余すことなく引き出せる操縦性を実現した先鋭的なデザインのスーパースポーツモデルです。
CBR250RR グランプリレッド(ストライプ)
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)854,700円
CBR250RR グラファイトブラック、マットガンパウダーブラックメタリック、パールグレアホワイト
メーカー希望小売価格(消費税10%込み) 821,700円
* 価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれていません
現行のCBR250RRは2020年9に発売されました。それまでのモデルから、出力向上やアシストスリッパークラッチの採用などが加わりさらに熟成されたバイクになっています。
低速域から高速域にわたる力強い出力特性としながら、パワーウエイトレシオの向上に合わせた、さらなる操りやすさを追求し、スーパースポーツモデルとしてのトータルコントロール性能の進化が図られました。パワーユニットでは、新形状のピストンにより高められた圧縮比に対応するため、ピストンリング溝に錫(すず)メッキ処理を追加したほか、浸炭処理により強度を高めた浸炭コンロッドを採用。フリクションロスを最小限に抑えるため、バランサーシャフト軸の小径化やバルブスプリング荷重の低減、エンジン内のポンピングロス低減につながるシリンダー下端への切り欠きを追加するなど最高回転数を高めながら、点火時期、吸気系部品の最適化やマフラー内部構造の変更などを施すことで、従来モデルに対し最高出力と最大トルクの向上を実現しました。
出力特性の変更に伴い、スロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブの制御を行うスロットルバイワイヤシステムでは、ライディングモードの各パラメーター設定値を最適化しライダーの好みに合った3種の出力特性を選択可能にしています。足まわりでは、フロントサスペンションのフリクション低減と減衰力の最適化を図り、市街地での扱いやすさをより高めながら、スポーツ走行での路面追従性を向上させています。また、新たに、クラッチレバーの操作荷重と、シフトダウンに伴う後輪ホッピングを軽減するアシストスリッパークラッチを標準装備として採用したほか、別売りの純正アクセサリーに、シフトアップ/シフトダウン時のより素早いシフトチェンジ操作を可能とする「クイックシフター」を設定。より操りやすく快適でスムーズな乗り味を実現しています。
■CBR250RR 主要諸元 | ||
車名・型式 | ホンダ・2BK-MC51 | |
全長×全幅×全高 (mm) | 2,065×725×1,095 | |
軸距 (mm) | 1,390 | |
最低地上高 (mm)★ | 145 | |
シート高 (mm)★ | 790 | |
車両重量 (kg) | 168 | |
乗車定員 (人) | 2 | |
燃料消費率※1(km/L) | 国土交通省届出値 | 40.1(60)<2名乗車時> |
定地燃費値※2(km/h) | ||
WMTCモード値★(クラス)※3 | 27.1(クラス3-2)<1名乗車時> | |
最小回転半径 (m) | 2.9 | |
エンジン型式・種類 | MC51E・水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 直列2気筒 | |
総排気量 (cm3) | 249 | |
内径×行程 (mm) | 62.0×41.3 | |
圧縮比 ★ | 12.1 | |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 30[41]/13,000 | |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 25[2.5]/11,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> | |
始動方式 ★ | セルフ式 | |
点火装置形式 ★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑方式 ★ | 圧送飛沫併用式 | |
燃料タンク容量 (L) | 14 | |
クラッチ形式 ★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1 速 | 3.181 |
2 速 | 2.187 | |
3 速 | 1.727 | |
4 速 | 1.421 | |
5 速 | 1.222 | |
6 速 | 1.068 | |
減速比(1次★/2次) | 2.781/2.928 | |
キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ | 24°30´/92 | |
タイヤ | 前 | 110/70R17M/C 54H |
後 | 140/70R17M/C 66H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立サス) |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元) ■製造事業者/本田技研工業株式会社
※1燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。ユーザーの使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
製品詳細:https://www.honda.co.jp/CBR250RR/?from=motorlineupbanner