Honda CRF450 RALLY

 

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間もなく2015年のダカールラリーが始まる。2014年のFIMクロスカントリーラリー世界選手権を戦ってきたチームは、エルダー・ロドリゲス、ホアン・バレダ、パウロ・ゴンサルヴェス、ジュレミアス・イスラエルに、10月のモロッコラリーから紅一点のライア・サインツを加えた5名の体制となる。さらに、スペインのキッチンクリーナーやオイルディグリーサーのトップメーカー、KH-7という新たなスポンサーも獲得して、Honda、チームHRCは再挑戦から3年目の今回、どんな活躍をしてくれるのかが楽しみだ。

3回目のダカールラリーに挑むマシンは、2014年モデルに比べさらに燃料タンクを低くレイアウトしたデザインのようで、エンジンパワー、航空力学の性能、耐久力、メンテナンス要件で改良を進め、さらに新たな技術的な試みも行われているとか。Honda独自の電子制御燃料噴射システム、PGM-FIも一層タフな条件下でも効率よく作用するようセットアップされている。

ライバルであるダカールラリーの王者KTM、長い経験と実績をもつヤマハがヨーロッパのベテランライダーを起用しているのに対してチームHRCがどのように機能して戦っていくのかも興味深い。

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CRF450RALLYの概要は以下。エンジンは水冷4ストロークDOHCのシングルで97.0×60.8mmのボア×ストロークの449.4ccで45KW以上を発生する。ミッションは6速を採用。始動はセルフスターターのみ。メインフレームはアルミツインチューブでサブフレームはカーボンモノコック。燃料タンクはフロントが左右分割式でリアは一体式で33.7Lの容量をもつ。ショーワ製のサスペンションはフロント310mm、リアは315mmのホイールトラベルを与えられている。ブレーキはフロントは300mmのローターで2ポットキャリパー、リアは240mmのシングルポットをキャリパーを採用する。さらに機能的になった2015年型CRF450RALLYをご覧いただこう。

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