HRC(株式会社ホンダ・レーシング)は、より多くのライダーが本格的なレースに参戦できるよう、市販レーシングマシン「NSF250R」によるワンメイクレースを本年度からより開催する。
この「HRC NSF250R Challenge」は、HRC出荷時仕様のスタンダード車両を使う事でレース参戦のランニングコストを抑え、より安価な費用での参戦が可能となる。
開催サーキットは国内地方選手権においてJ-GP3クラスが行われる各サーキットで、レース方法は各地方選手権のJ-GP3クラスと混走とし、各サーキットのランキング上位者(HRC NSF250R Challengeクラス)によるチャンピオン大会を実施し、チャンピオン大会の上位入賞者はアジアタレントカップのセレクションへHRCが推薦とのこと。なお、詳細は2月下旬までに発表される。
因みに、基本性能を落とすことなく製造面の効率アップ等によって、昨年12月22日に価格改訂されて発売された「NSF250R」の完成車は、税抜き本体価格が129万5千円、エンジン(スペアエンジン等で使用)は税抜きで66万円。
国内のロードレースの普及、拡大を狙ったこの新たな試みに注目したい。