12月21日(木)に開催された「第52回内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞授与式典」(主催:公益財団法人日本プロスポーツ協会)において、東福寺保雄氏がモーターサイクルスポーツの普及振興に尽力されたとして文部科学省スポーツ庁の「令和5年度スポーツ功労者」として選出され、文部科学省 盛山正仁大臣より顕彰状が授与された。
東福寺氏は「各スポーツ界のそうそうたる方々が表彰されるなか登壇させてもらったのは緊張しましたが、
現役時代の成績、そして自分の好きなモータースポーツを長く続けることができ、モトクロスの楽しさを子どもたちに伝えていることを高く評価いただいたことはとても嬉しいです。
チームの選手には私の9度のチャンピオンを獲得という記録を抜いてほしいと思っています。今後も後進育成と子どもたちにモトクロス競技の楽しさを伝えていきたいです。」
と今回の顕彰に対して喜びのコメントを述べた。
▶「スポーツ功労賞」とは
世界的規模のスポーツ競技会において優れた成果を挙げた方や、多年にわたりスポーツの向上発展に貢献するなど、日本のスポーツの振興に貢献した人物を文部科学省スポーツ庁が顕彰するもの。
▶東福寺保雄(1956年生まれ / 山梨県出身)
1975年から現役引の1992年までに、類まれなライディングセンスと勝つことへの誰よりも強い信念で、全日本モトクロス選手権において9度のチャンピオンを獲得。1990年は125㏄クラスと250㏄クラスのダブルチャンピオンに輝くなど、トップライダーとして活躍した。
引退後は、指導者として若手育成に取り組み、自身が代表を務める「T.E.SPORT(ティー・イー・スポーツ)」を設立。同チーム所属ライダーがインストラクターを務めるモトクロスキッズスクールは20周年を迎え、多くの国際ライダーを輩出。近年では所属ライダーが全日本レディースクラスチャンピオンを複数回獲得するなど、モーターサイクルスポーツ振興に大いに貢献している。