ヤマハ発動機株式会社は、“新しい! 元気が良い! Mio”をコンセプトに開発した 125cc スクーターの新製品「Mio (ミオ) 125」を、2014 年 12 月からインドネシアに導入する。
新型「Mio 125」は、走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を高次元で具現化する次世代小型エンジンの“BLUE CORE (ブルーコア) エンジン”を搭載している。現行「Mio J」の115ccから排 気量をアップさせながら、同等の燃費性能と元気な走りを両立させている。
「Mio125」は、今年8月にベトナムに導入された女性向けスクーター「Nozza Grande」に搭載の BLUE COREエンジンをベースに、加速性能を高めるなどターゲットである若年層のニーズに応えるテイストとされ、その他、車両装備重量 92 kg と現行モデル同等の軽量のボディ、機敏な走りを支える新設計の高剛性・軽量フレーム、軽快感のあるレイヤーイメージのボディデザイン、コミューターとしての利便性、収納性向上などの特長を備えている。
2003年に導入した初代「Mio」は、かつてマニュアルトランスミッションのアンダーボーンモデルが主流だったインドネシアの二輪車市場において、女性を中心に燃費・乗りやすさ・利便性・ファッション性を兼ね備えるオートマチックスクータートレンドを創出、市場拡大の牽引力となってきたモデルで、現在もYamahaの主力となっている。
Yamahaは、BLUE COREエンジンの採用など、今回のモデルチェンジにより「Mio」の商品競争力をさらに高め、市場での販売拡大に繋げるとのこと。
Mio125はイエロー、ブラック、ゴールド、レッド、ホワイトグレー、ホワイトピンクの6色の車体カラーが用意され、製造・販売はインドネシのYamahaのグループ会社である PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing が行う。ジャカルタでの店頭小売価格は1,398万ルピア(約137,000円)。2億3千万の人口を抱えるインドネシアでの販売計画は86万台とされる。
なお、“BLUE CORE”(ブルーコア)エンジンは、9月に発表されたYamahaの小型エンジンで、高圧縮により高いトルクを発生する高効率燃焼と、強制空冷ながら高い冷却性、低フリクションを特長するエンジンで、2020年までに3種のエンジンバリエーションにより500万台の生産を目指すもの。