全日本MX第3戦関東大会が、薄曇りの埼玉県川越・オフロードヴィレッジで開催された。
第2戦が開催延期となっているため、この第3戦が事実上の2戦目。開幕戦、九州大会の3ヒートをアクシデントによって不本意なリザルトとなってしまったIA-1クラスのディフェンディングチャンピオン#1山本鯨(Honda Dream Racing Bells)にとって、この大会の持つ意味は大きい。
大会1日目の予選でスタートから他を寄せ付けず圧勝した山本は、そのままの勢いで二日目の決勝ヒート1に臨む。またしても絶妙のスタートでオープニングラップからレースをリード、レース序盤からライバルたちを置き去りにして、そのままチェッカーまで逃げ切り、まずは1勝。続く第2ヒートでも、ホールショットからレースをメイクする。しかし、このヒートはライバルにぴたりとマークされる展開。ラップ毎に激しい追い上げに晒されながらも、一度もトップを譲らず、このヒートも1位でゴール。完全優勝を飾り、ポイントリーダーとなった。
第4戦SUGO大会(6/5~6/6)での活躍が期待される。