Hondaが2月22日に発売した「CRF1000L Africa Twin」の受注状況を発表した。
受注は2月27日の時点で、当初の年間販売計画の1,000台を上回る1,032台となる人気ぶりを示した。
Hondaの2輪で受注状況の発表は異例のこと。
CRF1000L Africa Twinは、真のアドベンチャーモデルを待ち望むユーザーの要望に応えるため、「日常のコミューティングから広大な夢の大地を走破できる、真の本格アドベンチャーモデル」をコンセプトに開発。力強く端正なスタイリング、新開発の直列2気筒998ccエンジンによる小気味よい鼓動感と優れたトラクション性能、さらには定評のあるHonda独自の先進技術「デュアル・クラッチ・トランスミッション(以下DCT)」をタイプ設定するなど、オンロードからオフロードまでライダーの感性により忠実に反応するようコントロール性能を向上させ、また、高剛性でありながら適度なしなやかさを併せ持つ「セミダブルクレードルフレーム」を採用して、さまざまな状況下において高次元でバランスの取れた軽快性と快適性を持つなど、次世代アドベンチャーモデルとしてふさわしい装備や先進技術を搭載したモデルとされている。
購入のポイントは、スタイリング、新開発の998ccエンジン、オンとオフに対応したフレーム等、さらに150万円を切る車両価とされ、タイプ別構成比はマニュアルミッション車が56%でDCTは44%。また、車体色別構成比はヴィクトリーレッド42.8
%、パールグレアホワイト43.7%、デジタルシルバーメタリックは13.5%都なっており、購入層は大型二輪免許を持つ40代から50代の男性が中心とのこと。
久々にHondaの作り手としての力が入ったモデルであり、期待通りの仕上がりに、敏感に市場が反応したのだと思われる。